穴党記者は言う。北九州記念は「持ち時計のある、好位差し馬」を狙え|けいばおー

2017年08月19日

穴党記者は言う。北九州記念は「持ち時計のある、好位差し馬」を狙え

1: 名無しさん 2017年08月19日 11:25:42 ID:0.net

早くも後半戦に突入する夏競馬。8月20日には『サマースプリントシリーズ(※)』第4戦のGIII北九州記念(小倉・芝1200m)が行なわれる。
※夏競馬を盛り上げるために2006年から行なわれている重賞のシリーズ戦。6月〜9月に開催される指定重賞での成績をポイント化し、その総合得点を競うもの。芝のスプリント戦(1000m〜1200m)を対象にした『サマースプリントシリーズ』をはじめ、芝マイル戦の『サマーマイルシリーズ』、芝2000m戦の『サマー2000シリーズ』がある。

同レースはハンデ戦ということもあって、過去10年で1番人気は1勝、2着2回、3着2回、着外5回という成績。5割は馬券圏内に絡んでいないだけに、今ひとつ信用はおけない。スプリントシリーズの中でも「最も荒れる」と言われる一戦だ。

“荒れる”要素のひとつとして、日刊スポーツの太田尚樹記者はレース傾向についてこう語る。

「傾向としては、ます高速決着が挙げられるでしょう。昨年は馬場が荒れていて、勝ち時計は1分8秒台となりましたが、これは10年ぶりのこと。その他の年はすべて、1分6秒台、7秒台の決着です。平坦、小回りで、雨が降ってもすぐに乾く時期なので、必然的にスピードが求められるレースになります」

この指摘からすれば、重視されるのは持ち時計。穴なら、持ち時計がありながら、近走の成績が振るわない馬が人気の盲点となって狙い目となるのか。また、どちらかといえば、パワー型よりスピード型、軽快な先行力に秀でた馬が好走するということか。

これらの推測をぶつけてみると、デイリー馬三郎の吉田順一記者はそうした考えを尊重しつつも、こんなアドバイスをしてくれた。

「小倉も開催4週目を迎え、芝がだいぶ掘れて、中間の降雨も影響して芝丈は少し短め。内から2〜3頭分は、凸凹が激しいです。そこは、ジョッキーも避けたくなるでしょうし、外を回るロスがあっても差し勢が間に合う馬場になっていることは、記憶にとどめておいたほうがいいですよ」

だとすれば、前走で速い時計をマークして勝ったダイアナヘイロー(牝4歳/父キングヘイロー)やファインニードル(牡4歳/父アドマイヤムーン)は人気を集めそうだが、これらは先行脚質のため、過信は禁物ということだろう。

人気と言えばもう1頭、前走の函館スプリントS(6月18日/函館・芝1200m)を2着と好走したキングハート(牡4歳/父オレハマッテルゼ)はどうか。吉田記者は高い評価を与える。

「キングハートは下級条件とはいえ、1勝、2着2回と小倉との相性は文句なし。今年に入ってからの成績もよく、持ち時計もあって、脚質にも幅がありますから、かなり有力視できます」

それでも「やはり軽量馬の突っ込みには要注意」として、吉田記者は1頭の穴馬を推奨する。それは、ダイアナヘイロー、ファインニードルと同様、準オープンの前走を勝ち上がってきたツィンクルソード(牡6歳/父デュランダル)だ。

「今回は(斤量が)前走から3kg減。54kgで出走できるのは大きいです。芝1200mの速い持ち時計はありませんが、最後に芝1200mを使ったのは4歳の夏と2年前のこと。それから成長していることを思えば、その点の心配はいらないでしょう。実際、前走の豊明S(7月8日/中京)では、芝1400mで1分19秒9という速い決着で快勝。しかも、かなり外を回す大味な競馬で計測されたものですから、その価値は高いです。

2走前の(2番手につけた)行き脚からすれば、距離短縮にも楽に対応できるはず。スピードも秘めていますし、過去に勝ち鞍を挙げている小牧太騎手とのコンビというのもいいですね。中間の攻め過程も熱心で、状態は申し分ありません。一発の魅力十分です」

一方、太田記者は穴馬として、前走のGIIIアイビスサマーダッシュ(7月30日/新潟・芝1000m)で6着だったラインスピリット(牡6歳/父スウェプトオーヴァーボード)を推す。

「前走は直線競馬で不利とされる内枠(2枠4番)でしたし、スタートもあまりよくありませんでした。それでも、勝ち馬からコンマ4秒差の6着に健闘したのは評価していいと思います。

松永昌博調教師によると『ちょっとでも雨が降るとダメ』という馬で、雨だった2走前のGIIICBC賞(15着。7月2日/中京・芝1200m)、小雨でやや重だった3走前のGI高松宮記念(13着。3月26日/中京・芝1200m)の結果は度外視していいでしょう。小倉では1分7秒6の持ち時計もありますし、週末に雨さえ降らなければ、面白い存在になると思います」

この意見に頷くのは、デイリースポーツの大西修平記者。同記者もラインスピリットの激走に期待を寄せる。

「前走は不利とされる内枠から、徐々に外へ進路を取るロスを強いられただけでなく、勝負どころで追い出してからも、前の馬をさばきながらのものでした。それでも、出走16頭中3番目に速い上がりタイム(31秒9)を繰り出して6着。以前は先行して結果を出していましたが、ここに来て差す競馬も身につけるなど、脚質に幅が出てきたのは大きいです。

鞍上は全7勝中4勝を挙げるなど、この馬のよさを知り尽くしている森一馬騎手。得意の良馬場でのレースが叶えば、一発あってもおかしくありません」


穴党記者は言う。北九州記念は「持ち時計のある、好位差し馬」を狙え

高速決着を得意とするラヴァーズポイント

大西記者はもう1頭、気になる馬の名前を挙げた。昨年、2番人気に推されながら11着に惨敗したラヴァーズポイント(牝7歳/父マイネルラヴ)である。

高速決着に強いベテラン牝馬だが、昨年は時計がかかったことで出番がなかった。その直後、高速決着となったGIIセントウルS(阪神・芝1200m)では9番人気で3着と穴をあけた。例年どおり高速決着となれば、昨年の汚名を返上できるかもしれない。

「昨年は馬群に沈みましたが、道中、ハナに立つような形で終始プレッシャーを受ける厳しい展開だったことも災いしました。今年は好位でスムーズに運べそうなメンバー構成ですから、昨年とは違う結果が期待できそう。2カ月ぶりの前走を叩いて、状態面での上積みも見込めます。

小倉での成績は、9戦3勝、2着1回、3着2回、着外3回と好相性です。同競馬場での芝1200mの持ち時計も1分7秒3と、今回の出走メンバーの中では最速。持ち味のスピードが生きる流れになれば、台頭する可能性は大いにあると踏んでいます」

秋の短距離GIの行方も見えてくる、夏の小倉の電撃戦。穴馬券を運んできてくれるのは、はたしてこの中にいるのか、必見だ。

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